結婚したとき、家族だけの小さな結婚式を挙げた。指輪も新婚旅行もない。人と同じことをしたかったわけじゃないのに、何か引っかかってたんだよねー。

そんな気持ちは何だったのか。気持ちの気づきと整理、浄化、そして、女性性の受け入れ、そんな指輪リメイク。

リメイク前のリング

1.18K&ダイヤのリング

写真右。夫がプロゴルファーで試合で優勝したときの副賞でプレゼントしてもらったもの。

…8年半前の結婚するとき、彼からプロポーズなく、指輪もなかったので、当時から能動的に私を求められてないような寂しさが心に引っかかてた。

結婚して5年くらい経って、私的には勇気を出して、プロポーズも指輪も欲しいなぁと想いを伝えてたら、その数ヶ月後に試合で優勝して副賞が指輪。ステキな言葉と一緒にもらいようやく結婚と心が合致した感じがした。

それまで、自分の女性らしさを否定してきた人生で、アクセサリーに密かに憧れてたのに恥ずかしくて、自分のゴツい手も嫌だったから、男性にアクセサリーを欲しいと言ったことも、もらったこともなかった。

…小学校の運動会のフォークダンスの練習で、男子に「おまえの手、おかんみたいだなー。」って言われたのがイヤだった。ほんと太くてゴツい手か嫌でさ。心に残ってるんだよねー。

初めてもらったこの指輪はデザインも気に入ってた。

ずっと着けていたけど、太めだったから、お風呂入るときや日焼け止めするとき都度外していたら…その指輪を無くしてしまって…。マジショック。

あんなに勇気出しておねだりして、夫も意識してくれて優勝して渡してくれた指輪なのに…。失くしてしまってとても申し訳なくて申し訳なくて。

どうしても見つけたくて、後輩から教えてもらった噂の長崎のエスパーこと、「あんでるせん」まで行ったけど、「どっかに挟まってる」って言われただけで見つからず。

単に長崎へ一人旅行を楽しんだだけ(笑)

優しい夫は、「失くしたんじゃなくて挟まってるだけだから。」なんて笑顔で言いながら、

実は密かに彼は毎月少しずつお金を貯めてて、私にまた新しい指輪を買ってプレゼントしようとしてたみたいで。

そんなとき、半年くらい前にまた試合で優勝して副賞でもらった指輪を私にくれたのが、この写真右側の18 Kの指輪。

とても嬉しかった。…けど、夫も私もデザインがイマイチ好きになれなくて。また豪華な作りだったのでまた付け外しするのが恐くて…。

夫は、「元々指輪を買うために積み立ててるお金を指輪のリメイクに使っていいからね」と言ってくれてて、

いつも夫を感じて身につけられて、ときめくデザインにしたい。

沖縄の色々なお店を探していくうちに、デザインもお店の想いもステキな【レユニール】さんにお願いしたい!と思ってリメイクのお店に持っていくことに。

2、14Kの銀色の指輪

リメイク前の2つのリング

写真左。結婚したとき、義母からもらったもの。

義祖母…義母の母から受け継がれたもののようで、「息子は尚子さん(私)に指輪もあげてないでしょうから。」と気持ちを察していただいたもの。

2つ重ね付けするデザインだけど、デザインがイマイチときめかなくて。大きめダイヤがあるシンプルな方は使ってけど、こちらは眠らせてた。

でも、私にとって結婚した時の結婚指輪。祖母→義母からの繋がり、両家の繋がりをいつも身につけていたい。

そんな想いがあって、今回のリメイクにたどり着いた。

3、リメイクを依頼しに【レユニール】さんへ

初めて一人で訪れたお店。ジュエリーショップに行くのも恥ずかしい私が、ノープランで、そんな指輪の2つの背景があったのに、素敵なお店とオーナーの落ち着いた穏やかな雰囲気に緊張はほぐれてきたけど、話もままならず…。

https://reunir-piece.com/node/1

家に帰ってきてから、話そうとしてたことがようやく出てきて、デザインも湧き出てきて、オーナーの津波古(つはこ)さんにメールした。

つづく。